おはようございます。 金沢のはんこ屋・塩屋です。

昨日に続き今朝も肌寒くなりましたがお変わりございませんか・・・?

さて、あなたも既にお気づきの通り通販で印鑑の価格はピンキリです。

「えっ! 何でこんなに安くて速いの?」から「え~! 何でこんなに高いの?」まで極端ですよね。 私もそう思います。(笑)

例えば「黒水牛の3本セットが数千円」と「黒水牛の3本セットが数万円」では全く違いますよね。

もし、私があなた同様に印章に携わってなく一購入者としたら何も考えずに「数千円」の方を購入します。(何より安いのは魅力ですからね!)

でも、もう数十年もこの業界にいるとその値段の裏が見えてしまうので怖くて買う気にもなりませんね・・・(苦笑)

細かく言うと解り難いので下記の通りザックリと説明させていただきますね。

1、問屋さんから仕入れる印材はどんな種類であってもランク付けされます。(象牙、牛角、黒水牛も含め並材から上材まであります)

2、仕入れたままの印材の彫刻面は全て歪んでいるので時間をかけて平らにする作業が必須です。(省くと真ん中部分が綺麗に捺せません)

3、レーザーロボットによるPCフォントが主流です。(スピードと大量生産が可能です)

4、大人に限らず子供でも作成できます。(ハンコの自動販売機がそれを証明しています)

もう、お解りの通り「安い印材を沢山仕入れて→作業工程を省き→モニターに表示される文字をボタンを押す→完成」という事で金銭と時間的なコストを削っているわけです。 事実、完成したハンコそのものには人間の手が全く入っていませんよね。(笑)

極端な言い方をすればあなたがハンコの自動販売機で作成したものを販売するのと同じです。

つまり、誰でもできるものだから早くて安いんですよ。(簡単に言ってしまえばそうなります)

「えっ? でも、ホームページには手彫りの印鑑て書いてあるよ!」と言われそうですが、あなたはその人が注文したハンコを彫っている姿を見てるわけではないですよね。(笑)

奇抜なサイトデザイン、派手なバナー、きれいごとの文章に惑わされていませんか?←(印章彫刻には全く関係ないとこですよ)

私は早い・安いの印鑑では大量生産の既製品と変わりないと思いますがあなたはどう思いますか?

 

「完全手彫りの証拠付きで全作業工程を見える化しました」

https://www.shioya-inbo.com/content/kouteisyo.html