おはようございます。 金沢のはんこ屋・塩屋です。
今朝の金沢は今日も快晴です。 穏やかな陽が窓から差し込んでいます。
さて、仕事柄、お客様から承った印鑑を毎日のように捺印するのですが案外綺麗な印影をとるのは難しいものです。
彫刻面が大きいほど圧力の入れ方にコツがあるのですが、一言でいえば「円」を描くようにすればいいのです。
ちなみに、私は右利きですが左利きの人も多いと思います。捺印時にワクが均一に映らないのは、どこか一方に力が入るので先ず要らない紙に何度か捺して調子をつかむのもいいです。
私は仕事柄、事務用の朱肉(表面に布が貼ってあるもの)は使用せず、作品用の印泥(書や絵に捺す際の朱肉)で押しますので季節によってべとついたり、硬くなるのでヘラでこねて常によいコンディションにします。
色についても濃い赤や朱色のものとその時に応じて使い分けています。また、用紙の下には印マットを使用しますが、これも柔らかいものではなく硬いものを使用します。(マットがない場合は数枚の紙を重ねるだけでいいですよ)
小さなハンコですが綺麗に捺そうとすると「捺し方」と使用する道具も大切だと思いますよ。
よかったら今度試してみて下さいね。