おはようございます。 金沢のはんこ屋・塩屋です。
窓から見える快晴の空を見ながらこれを綴っています。
さて、突然ですが せっかく作ったハンコが綺麗に押せない事ってないですか・・・?
特に真ん中(中心部分)が「綺麗に映らない・・・」という事があります。
その理由は印材を問屋さんから仕入れた際には彫刻面は歪んでいるからです。「えっ?」と思うかもしれませんが特に角系の印材は中心部分が凹んでいます。
下記の図を参考になさってくださいね。
路面店では店内に陳列してある印材を手に取る事もできますが通販では無理な事ですよね・・・
ただ、購入者側にしてみると初めから平らになっているものと思って当然です。
「解り難いですよね・・・」
そこで下記の牛角(旧称:オランダ水牛)芯持印材の彫刻面をサンドペーパーで軽くこすった写真をご覧くださいね。
こすった部分が白くなっているのがお解りいただけると思います。
(白くなっていない部分は凹んでいる部分になります)
ハンコの真ん中が映らなくて困っている方は、下記のように捺印時の チカラの入れ具合を意識してみてください。先ず、捺印する書面の下に紙を数枚~数十枚程度敷きます。(捺印マットがあれば硬めのゴム製が良いです)あなたが右利きであれば右手で印鑑を円を描くように圧をかけ、かつ、左手で捺印する印鑑の頭部分を圧をかけながら押します。多少の凹みであれば上記の方法で解消できますよ。
詳しくは「彫刻面を平らにする理由」のページで説明させていただいてますのでよかったどうぞ。(^^)/
一般の方にはイメージし難い工程ですが、ハンコを彫る前に彫刻面を平らにする事はとても重要なんです。
永く使用される大切な印鑑なら、なおさらのことですよね。
私(塩屋)でしたら、印材が柘・黒水牛・牛角・象牙であれば綺麗な印影になるように修正できるかと思いますが、これについてはあまりお勧めできません。その理由は平らになる部分までサンドペーパーでこするため、文字の太さや雰囲気が最初のものとガラッと変わってしまい、登録済の印鑑(実印、銀行印、契約書印)については、改めて登録し直す事が発生するので かえって面倒かと思います。(^^;
もし、奇麗に捺せなくて困っているとしたら お気軽にお問合せ下さいませ。
何か良い方法をご提案できるかもしれません・・・
「できない場合はごめんなさい」<(_ _)>
「しつこい営業は一切いたしませんので安心してくださいね」!(^^)!
最後までお読みいただきまして ありがとうございました。 時節柄、ご自愛くださいませ。
「完全手彫りで印鑑の彫り直しも承っていますよ。」