おはようございます。 金沢のはんこ屋・塩屋です。

久しぶりに曇天になりました。 窓から見えるのは灰色の空です。

さて、仕事柄、同業他社のHPを見ることがあります。

ちなみに当店も通販サイトを運営しています。 ここでのターゲットキーワードは「手彫り印鑑」です。ただし、順位は低いです。(^^;

ただ、何かスッキリしない点は上位を占めいている業者さんの殆どが「本当に手彫り印鑑なの・・・?」という点です・・・・

 

私の場合、HPで承った印鑑に当店独自の「完全手彫り印鑑作業工程書」を添付しています。

テキストだけの「手彫り印鑑」の表示記載や、一連の手順をHPに写真で記載してあるのは沢山見かけますが、「これがあなたの印鑑を手で彫らせていただいた証拠です!」と透明性と客観性を謳っているHPは殆ど見かけません。て、いうか見ないですね・・・(-_-;)

プロの業者さんが作成した綺麗で魅力的なサイト、巧みな文章、一眼レフで撮った素晴らしい写真・・・などなど、こういったところに目がいってしまうのは当然ですよね。私もそう思います・・・・

 

でも、よーく考えてみてください。あなたは最初「本当の手彫り印鑑」を求めに沢山の業者さんのHPをご覧になっていたのではないでしょうか・・・?

それが色々見ているうちにいつの間にか「わ~このサイト綺麗だわ~! 値段も安いしここで買おう~~!」となってしまうのではないでしょうか・・・?

そう言っているこの私も綺麗なサイトを見ると、ついつい見とれてしまいます。(これは仕方ないですよね (^^)/)

 

話は変わりますが、あなたもご存じの通り自動販売機でハンコをつくる人も多いです。数分~数十分でできるそうですよ。

印章店の看板を掲げている路面店や通販でも上記と同じ手順でボタン一つ押せば「ザ~」とハンコができるわけです。素人もプロもあったもんじゃありません。

出来上がったハンコを「手彫り印鑑」と表示さえすれば、それを見ている購入者さんは「おっ! 安~!」「買おう!」となるわけです。

お手元に届いたものが「手彫りか、手彫りじゃないか」はもう頭から消えてしまっているはずです。

このように特に通販では最初から最後までレーザーロボットなどで作ったものを「手彫り」と謳っている業者がたくさんあります。

 

「手彫りのハンコが3本で9800円!」「手彫り印鑑翌日発送!」←こんなの先ず無理です!! 利益も出ないし、毎日発送するとなるとスタッフの人件費も大変です~!

私の言っていることが「本当かな~?」と思うのでしたら、購入先の業者さんに「印材に文字を書いたもの・荒彫り(あらぼり)・仕上げ(しあげ)の3つの写真を付けてください」とお願いしてみてください。

「はい、分かりました。お付けいたします。」と言っていただける業者さんに巡り会えるといいですね。(^^)/

 

通販では手彫り印鑑の証拠を付けてもらいましょう。https://www.shioya-inbo.com/