こんにちは、金沢の印章彫刻士、塩屋です。

今日の金沢市内は曇っていますが、相変わらず厳しい暑さが続いています。 午前中に外に出した洗濯物は風になびいています。 すっかり乾いているようです~~(笑)

さて、先ほど男性のお客様がご来店になりました。 お話を伺うと不動産関係手続でご本人様と奥様の実印が必要になったご様子でした。 私が、「ご予算はどれほどですか?」 とお聞きすると、お客様は 「予算が解らないもので・・・・・・」 と 少しお困りのご様子。

見本帳をご覧いただきながら、姓とフルネームで彫った場合や印材の寸法や特徴などご説明いたしました。 結果、ご主人様は柘の15ミリ丸、奥様の印鑑は同じく柘の13.5ミリ丸をそれぞれフルネームの篆書体で承りました。 ご注文をいただく際には、ラフを書いてお見せしているのですが、これをやってて良かったと思うのはお客様に篆書体の結構(けっこう ※文字のかまえ)をお選びいただける事です。 篆書体の場合は普段書かれている文字のスタイルとガラッと変わってしまうので字書をお客様と見ながら確認しているのですが、全て私の書いたもので任せてもらうのではなく、お客様が文字を選んでいただく事により、できあがる印鑑にはきっとその人のお気持ちがはいる と 私はそう思います。