こんにちは、金沢市のはんこ屋、塩屋です!

印艦のご注文をHPでいただく事は、大変ありがたい事です。 先ず、感謝、感謝です。

ただ、当然のことながらお客様のお顔を拝見していないので、いただいたメールの返信には、細心の注意をはらっています。

例えば、当店の場合、ご注文のご承諾後に 【手下書き】(印艦の書体イメージ)を送信させていただきお客様のお考えになっている書体と、私(塩屋)が「こう考えていますよ」というイメージを確認させていただきます。

これは、お客様が各書体に対してご自身のお名前をあてはめた場合、「大体、こうなるのではないか・・・・」 という、お客様のイメージと、私が書かせていただくその書体の文字との双方とのズレを極力なくすため、かつ、お客様のもっている書体イメージに近づけるためです。

たぶんこの段階で、おおよそですがお客様ご自身のお名前の文字が 「なるほど、こうなるのか・・・・」 と 思っていただけると、私は考えています。

印艦には大きく分けて主に6つの書体があります、先ずは楷書(かいしょ)です。 私もそうでしたが小学生の時に最初に習う書体ですよね。

半紙に2文字程書く誰でも、一見して読める書体です。

次に、行書(ぎょうしょ) これは楷書を少し早く書いた物で日常一番多く用いられる書体です。 そして、草書(そうしょ)は行書をさらに早く書いたような書体です。 女性の方がペン字などで書かれるのとも多いかもしれませんね。 個人的には、この草書は 華麗なイメージがあり好きですね。隷書(れいしょ)は楷書を例にとって言うならば、楷書は縦線を太くするのに対し、隷書は逆に横線が太い事とはらいに特徴があります。

上記書体は印鑑に収めた場合、比較的、ワクに接しない事によりこの書体の特徴・持ち味が出せるのではないかと思います。

一文字例にとって見ると、【大】の場合、第三画目の最後に右ハライいがありますよね、このハライをワクにベタ~とつけると、あまり かっこ良くないと思いませんか・・・・?

もちろん、用いる文字にもよりますが、あまりワクにつけないのが上記、楷書体、行書体、草書体、そして隷書体だと思って下さいね。

次に紹介する書体は、上記とは逆にワクにベタ~とつけてもカッコよい書体です。

先ずは、古印体(こいんたい)、一般的に隷書を元ににた物が多いと思います。 この書体の特徴は線と線の交差部分に墨だまりをつけて、かつ、線に強弱をつけることにより見た感じが丸みをおびた(こんもりとした)という雰囲気になります。 書体の中でこれで上手くまとめるには、かなりの勉強が必要とされます。

最後に、印艦に一番良く用いられる書体としては篆書体(てんしょたい)ではないかと思います。 皆さんもご存じの、お札に用いられている書体です。中国で生まれた書体で、一般的には実印や銀行印に用いられる書体です。(私はそのように薦めています。)

ちなみに、当店(WEB店)ではこの篆書体(てんしょたい)をアレンジしたものを新篆書体(しんてんしょたい)として紹介させていただいています。

新篆書体とした理由は、篆書体より柔らかい雰囲気を出したい事と、曲線を多用しさらに偽造をしにくくしたい事です。特に、開運印艦のようにお客様の生年月日や文字全体の総画には一切ふれず(HPにもそう記載しています)とにかく見た感じのバランスと印象にこだわったものです。

そういう意味で、篆書体をアレンジするので新の文字をつけた次第です。

 

一言で、書体といってもみんな表情が違います。 また、私が良いと思っても、お客様にしてみれば受ける印象もまた違うと思います。

そういう双方の考えのズレを少しでも解消する役目がこの【手下書き】だと、私は思っています。