こんにちは、金沢のはんこ屋、塩屋です。

今日から3月ですね。 金沢はどんよりと曇っていましたが、先ほどから雨がふってきました。

さて、お昼時間などの合間をみて筆を持つように心がけています。 特に普段印鑑に用いる篆書体と表札を書く時の行書体、楷書体は必須だと思っています。

「この歳になっても、なかなか上手に書く事ができないので練習はかかせません。・・・(汗)」

実印や銀行印は主にお札に総裁之印と印刷されている書体(篆書体)を用います。印艦は大きくてもせいぜい20ミリ程度ですが、それでも線質の強弱などをつけなくては、ただの丸ゴシック体の様になってしまいます。

仕事柄同業者のサイトを見ますが書く練習をしている人と、していない人とのハンコの印影は全く違います・・・・・

特に無資格者による開運印艦や宝石印艦に用いられている印相体や吉相体などを見ると殆どロボットで彫ったままのものです。

【うどん】みたいに同じ太さの線がクネクネしているだけなのです(笑)

こういった、印相体や吉相体などは新聞やラジオ通販または雑誌でも聞いたり見たりしますが、一般の人には複雑なように見えても篆書体を書いていないとロボットで彫りっぱなしで生きた文字にはならないのです。

つまり彫る作業ももちろん大切なのですが、それ以前に書けない事にはなんにもなりません。(当然ですが、書いてから彫るわけですから・・・・)

街角で時間制限での印章店が目立ちますが、この方々は薄利多売(回転率を重視の作業)ですのでパソコンに表示された文字を修正もせず(技術的に無理)そのまま販売しているだけの事なので、折角注文しても同じものが出回っているわけです。

書く事も彫る事も出来ないためです。(書くためには筆、彫るためには彫刻刀が必要です。 どちらも技術を要します。)

ただ、1円でも安い方がいい人は、街角の印章店よりネットで購入された方がいいでしょうね。 だって同じ物なら安い方がいいに決まっていますよね~

 

書道の練習