おはようございます。 金沢のはんこ屋、塩屋です。
今朝の金沢は北陸特有の鉛色の空・・・雨がポツポツ降っています。
さて、昨日は黒水牛の印鑑を数本彫りました。 寸法は15ミリ、12ミリ、10.5ミリ・・・色々です。
まず、印材に筆で文字を書く(字入れ作業)をしてから、荒彫り(文字の周りを彫る作業)をするわけですが、黒水牛の素材の特徴としてはとても硬い事です。
彫刻刀が1本刃先がやられてしましました・・・・・(トホホ・・・) それほど硬いのです。
以前、こういう事がありました。 【マジな話です】
黒水牛の印鑑を彫っている最中、彫カスが当然飛ぶわけですが、その飛んできたカスが何と眼鏡の間を通り越し目の中に入ってしまいました。
すぐに水道で目を洗いましたが、何となく違和感があるのでそのまま近所の眼科医さんに行き、入ったカスを取ってもらいました。
ほんのわずかな彫りカスでも目に入ると、本当に痛いものです。(目をあけていられないほどです・・・・)
それから、眼鏡に自分で細工をして彫りカスがはいらないようにしたわけですが、それでも入る時は入るわけだと思っています。
そういう事を注意しながらも無心で彫った印鑑を、今日は※仕上げていこうと思います。
※仕上げ(文字の太さや線質を整える作業です)