印材によって彫刻刀の刃先の角度は使い分けします。

おはようございます。 金沢市のはんこ屋・塩屋です。

今日から9月ですが、まだまだ厳しい暑さは続きそうですね・・・

さて、先日 お客様からハンコの道具についてお問合せいただきました。

このご時世、レーザーロボットでハンコも出来てしまうのですが、私の場合は今も彫刻刀で丁寧に彫らせていただいています。

印材には色々ありますが大きく分けて、柘(薩摩本柘)・黒水牛(東南アジアに生息する牛の角)・牛角(オーストラリアに生息する牛の角)そして象牙があります。

この中でも特に象牙は印影の鮮やかさはもちろんの事、耐久性(強度)など全てにおいて優れています。

実際、写真のように彫刻刀の「刃先の角度を鈍角」にしたものでないと、刃先が負けてしまう程です。

「正に象牙は印材の王様です!」