今晩は、金沢のはんこ屋、塩屋です！
以前、当店で印艦のご注文をいただいたお客様が、今回、お嬢様のご結婚祝いの贈り物として実印と銀行印のご注文にご来店いただきました。
実印の素材は牛角（旧称・オランダ水牛）と銀行印には象牙をお選びいただきました。 先ずは、感謝、感謝です。
さて、いつも通り その場で下書きを書かせてはいただいたものの、ご注文者とのイメージの相違で、ちょっと意見交換といった感じです。
私としては実印、銀行印共に、ご自身だけに解れば良いとの考えから、篆書体（お札にある、はんこの書体）をお薦めするもお客様のイメージとはちょっと違うようだ・・・・・・
お穣さまの印鑑と言う事もあり、行書体（筆書きのくずした書体）がお好みのようだ・・・・（なるほど、柔らかい雰囲気を求めているようだ・・・）
そこで、私なりに曲線を用いた、柔らかめの篆書体にアレンジさせて書き直してみた。 （ちょっと丸みを、おびさせてみた）
「これならいいかも」 とのお返事。 ご注文の段階では、お客様のイメージしているものが私には全くわからないので、ラフな下書きを書かせていただいていますが、こうすることによってお互いの考えの行き違いを極力小さくしている意味もあります。
だって、お客様がご覧になる見本帳には、ご自身のお名前が載っているわけじゃないですよね。
下書きを書くのは、お客様に勉強させていただいているのと同じです。
ただ、色々言ってもお客様は迷われる事も多いので、ある程度はまかせてもらった方が良いのかもしれませんね。
書くと、きりがないので・・・・・・・（笑）
