こんにちは、金沢市のはんこ彫刻士・塩屋です。
台風5号は過ぎ去りましたが金沢ではあちこちで被害がでました。
道路の陥没、河川の氾濫 自然災害の恐ろしさを改めて痛感しました。
被害者の皆様に心からお見舞い申し上げます。
さて、話は変わりますが 「石のハンコを実印にできませんか?」 と いったお問合をいただく事があります。
以前、若い女性の方が綺麗な石の印鑑をお持ちになりご来店いただきました。
1年も使用していないのに、ワクが欠けてしまったので実印を作り直したいとの事・・・・確認すると捺印した際に一番目立つ上部が2ミリ程度欠けていました。
ワクが欠けているのももちろん残念な事ですが、彫ってある文字そのものも 「・・・・・」 と いうものでした。(一見して無資格者がレーザーロボットで彫ったハンコです。)
「落とされたのですか?」 と聞くと、そういう覚えもないとの事・・・・その方はガッカリした表情をするだけです。
石の特徴としては綺麗で硬いのですが、硬いゆえにもろいのです。ワクが欠けるというより割れるといった方が正しいのかもしれません。
また、ネットや路面店で宝石印鑑と謳って石のハンコを販売されている業者も多いようですが、この殆どが無資格者なのです。