こんばんは、金沢のハンコ屋、塩屋です。

今日の金沢は曇っていましたが、時折、青空ののぞく日でした。 つい先日まで満開だった桜の花は散ってしまいましたが、元気いっぱいに咲いていた時のエネルギーをもらえて感謝しています~(笑)

さて、先日 白牛の角をご持参になったお客様より彫り直しのご注文を承りました。 白牛の角というのは以前はオランダ水牛という名称で親しまれていました。

ちなみに、オランダ水牛とはオーストラリアに生息する牛です。 見た感じがとても上品な飴色をしていて特に女性に人気のある印材です。

すこしマダラ模様があるのが特徴ですが、これに対してマダラ模様のないものがグレード的には上になります。 ※ 丈夫さなどは同じです。

今回、お客様がご持参になったのは少しマダラ模様の入ったものになります。 彫り直すという事は現在の彫刻部分を少し削ることになり、したがって3ミリ程度短くなってしまいます。

もちろんこの事はあらかじめご承諾いただく訳ですが、もう一点は価格になります。 柘植や黒水牛よりもランクが上の白牛(オランダ水牛)、そしてさらに上の象牙については新しくお買い求めになるより、彫り直し(※ 改刻・かいこく)したほうが、いくぶん安くなります。(同じ素材、寸法で比較した場合です)

もし、お手元にそういった印材や使わなくなったハンコがあれば、彫り直しを考えてみてはいかがでしょうか・・・・・・?