おはようございます。 金沢のはんこ屋、塩屋です!

今日の金沢は穏やかに晴れています。 昨日より気温も高めのようです。 良い季節になってきますね!

さて、昨日、象牙印鑑について電話でお問合せがありました。 ご質問の内容は、「現在持っている象牙印材に文字を彫る事ができないか?」 と いう事でした。

寸法をお聞きしたところ、13.5ミリ丸~15ミリ丸弱で3文字を彫りたいとの事。 印材事態もきちんとした丸型のようでした・・・・

象牙の彫り直しで、注意しなくてはいけないのは手彫り彫刻のできる印章店に注文をする事をお薦めいたします。 その理由は、硬い素材で、かつ、大変デリケートな部分もあるので、無資格者による早い安いのロボット彫刻では難しい点がございます。

1、印鑑を彫る場合、前もってワク(輪郭)をつくるわけですが、無資格者が彫る場合、ロボット彫刻のみになるため弱いワクになりがちです。

2、1級印章彫刻技能士が彫る場合、ワクを土手ぎみに彫る事ができるので、上記を回避する事ができます。

実際、ご来店いただいたお客様からお聞きした事ですが、象牙のハンコが欠けてしまい彫直しにだしたところ、あまり使用しないうちにまた欠けてしまったという事もございます。 大変もったいない話ですよね・・・・

ちなみに印鑑のワクを強度にしたい場合は、ワクを太く、文字を細く彫る 【太ワク・中字】 といった表現方法もございます。

なんでもかんでも、開運書体や吉相書体に彫らなければいけないという決まりはいっさいありません。

むしろお客様の方からこうやって彫って欲しいとお伝えしたほうがいいでよ!