女性のお客様から象牙12ミリ丸印鑑を苗字ではなく、名で承りました。

こんにちは、金沢のはんこ屋、塩屋です。

今日の金沢は気温が低く、降っている雨も冷たく感じるそんな日になりました・・・・・　明日は雪が降るらしいですが、個人的には、「もう勘弁してちょうだい～」　と　いった気持です。（笑）

さて、今日は親子でご来店いただいた娘さんの印鑑を象牙の12ミリ丸で承りました。　印鑑登録して実印になさるとの事です。

お母さんも象牙の印鑑をお持ちとのことで、銀行印と認印とに兼用されているらしく、最初は象牙は朱肉の色が本体に赤色になって染まる特徴がお好みではなかったのですが、使用年数をお聞きすると30年以上という事で、「それほど大切にご使用いただいたのですから、象牙が変色するのもしょうがない事ですし、実際そういう特徴を好まれて象牙の印鑑を求められるお客様も多いですよ。また、今回の場合は実印としてご使用いただく訳ですから、毎日使用しないですし、お母さんのハンコより朱肉の色が染まる事は少ないと思いますよ。」　と　お伝えすると、以外とあっさりご納得いただきました。

納期はゆっくりでいいとの事で、また、ご予算も聞かないでお薦めしたわけですが、お母さんが象牙のハンコを持っている事を娘さんが解っていたので、最初から悪い印象はなかったのではないかと思いました。

苗字と名の両方の下書きをその場で書かせていただき、結果、名の2文字で彫らせていただく事になりました。

女性の実印なので私のイメージとしては、曲線を多用した柔らかく、そして、しなやかな雰囲気でまとめていこうと思いお客様にもご納得いただきました。