こんにちは、金沢のはんこ屋・塩屋です。

今日は少し汗ばむくらい暑ですね・・・

さて、あなたもご存じの通り通販はもちろんの事、街角のいたるところに印章店があります。

特にネットでは「はんこ」で検索すると、ものすごい数の業者がヒットしますよね。 その大半が無資格者の方達には驚きです。

早い安いは当たり前とはいえ、これだけの数があると「いったいどこで購入すればいいの~・・・」と戸惑うのは当然ですよね・・・

価値観は人それぞれですから「1円でも安ければいいよ」と言うのでしたらそれはそれで良いのですが、通販で購入をご検討でしたら最初に「あなたなりのこだわり」を持っていた方がいいと思います。(こだわりがないと、目的からズレてしまうので・・・)

 

ちなみに、印鑑彫刻には大きくわけて下記の通り3種類の方法があります。

 

1、【機械彫り】PCフォントを使用し人の手が全く入らずレーザーロボットだけで作ってしまう。

(ハンコの自動販売機もこれに含まれます)

 

2、【手仕上げ】文字の形はPCで作成して機械で彫刻して最終的な仕上げは人の手が入ります。

 

3、【手彫り】肉筆文字を人が彫刻刀で彫って仕上げる事になります。(機会は全く使用しません)

 

通販で一番多いのは上記1、2になりますが、3についても「手彫り」の表示記載のみが多いので注意が必要です。

また、本当は1なのに2の工程を謳っていたりと不思議な事が多いのが通販です。

正に「言ったもの勝ち」とはこの事ですね・・・(笑)

 

というわけで

とにかく安くて早ければ良いと思われる方はハンコの自動販売機で作る事も選択肢に入れてみたらいいと思います(PCフォントのみで作るので注文したハンコと大差はないと思います)

「私には無理だよ!」と思われるかもしれませんが、ちょっとお考えくださいね。

大変失礼ですが、1の仕事をしている方の殆どがこれをご覧になっているあなたと同じ無資格者です。

実際、実店舗にご来店いただくお客さんに「当店にいらっしゃる途中に早くて安い店があるのに、なぜご来店いただけたのですか?」とお聞きしたところ 「あんなハンコなら私に作れるわよ!」とおっしゃる方もいました。(笑)

つまり、ボタン一つ押せば、「あとはロボットにお任せ」というわけです。

 

2でお考えなら、印章彫刻技術のある1級技能士の店をお薦めします。

また、その際は必ず「下書き」(完成の草案)の確認を求めてくださいね。

(ハンコが出来てから「えっ? 何これ?」と、ならないためです)

 

そして

3でお考えなら「下書き」(完成の草案)の確認はもちろんですが、※印材に書いた文字(彫刻する前の文字)の確認を求める事をお薦めします。

※は手彫りの必須条件なのでそれと、証拠写真をつけてもらえる業者でお考えになった方がいいですよ。

意外な事に通販では「手彫りの証拠」を提示している業者は殆ど存在しないです。 これもまた不思議ですね(笑)

 

ここまでお読みいただきまして ありがとうございました。

 

 

あなたは、まだ、ただのセールストークになってしまった「手彫りの表示記載」を信じているのですか?

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