おはようございます。 金沢市のはんこ屋・塩屋です。
昨日に続き今朝は気持ちの良い快晴になりました。
先程、爽やかな気分で近くの公園まで資源回収のゴミを出しに行きました~(笑)
さて、当HPや実店舗に「ハンコの彫り直し」の件でお問合せいただく事があります。
彫刻文字数や直径、印材も色々ですが価格帯をお伝えすると「えっ! そんなにするの?」という事がしばしばです。
「それなら、新しく買った方がいいよ!」と思われるのも当然かもしれませんが、新規に承るのとは違い既に彫刻してある部分を平らにする手間が加わります。(意外とこの点についてはお解りいただけないのが残念です・・・)
印材をザックリ分けると牙材、角材、木材、プラスチック、金属、石とありますが、金属と石は手では彫れないのでお受けしていません。プラスチック(合成樹脂)は彫り直しはできても「もろい」のでお薦めできません。
木材については素材にもよりますが、新規に注文した方が安価になる場合が多いので彫り直しについては象牙が殆どです。
ただし、私の場合はサンドペーパー(紙やすり)で時間をかけ丁寧に必要最小限の分だけ擦って平らにします。
牙材や角材には繊維質があるので激安店がレーザーロボットでザ~と余分な部分まで削ってしまう事は防げます。
でも、こういうマニアック的な部分は購入者さんにしてみれば関心のない事かもしれませんね・・・・(笑)
ハンコの彫り直しをご希望する方の多くは「今まで大切に使っていた印鑑のワクが欠けてしまった。」「先代の貴重な印鑑を譲りうけた」「お土産でいただいた」といったように「その印鑑に何らかの思入れ」があると思うので新規に彫刻する部分は建築物の基礎工事同様にきちんとした土台作りから始めたいと思いませんか・・・?
「サンドペーパーで平らにする部分から見える化しました。」