おはようございます。 金沢のはんこ屋・塩屋です。
窓からはどんよりとした空が見えます。この後は雨になるそうです。
さて、印鑑が急に必要になり時間制限を謳った業者で購入する事もあると思いますが、1級技能士の印章店は別として(彫刻刀で彫る技術があるので)その殆どが市販のハンコと同じ手順でつくるので「早くて安い買い物ができてよかったわ~!」と思われるのは、考え方にもよりますが私は「ちょっと、どうかな・・・?」と思います。
というのも、銀行印や特に実印の場合はおそらくご自身だけのハンコになさりたいから注文するのじゃないですか?
あなたもご存じの通り出来合いのハンコは全く同じ字母(型版)がありそこにあてはめるだけで大量生産されます。
方や、時間制限を謳っている業者はPCフォントでデーター化された文字で大量生産します。(という事は全国に出回っている事になります)
注目して欲しいのは上記のハンコは人の手が全く入っていない点です。(って言うか入れる事が出来ないです。技術がないので・・・)
「最初に1級技能士の印章店は別として」とお伝えしたのは、昔ながらの筆で文字を書き彫刻刀で印鑑を彫る技術があるので、唯一無二のハンコにする事ができます。
もちろん、「そんな事どうでもいいよ!」「安ければそれでいいんだよ!」と思われる方はそれでもいいのですが、それなら自動販売機で作成した方が早く安くできると思いますよ~(笑)
通販や路面店で「ハンコ」を扱っている業者は沢山ありますが「完全手彫り印鑑」はそれとは全く異なるカテゴリになってしまいましたね。
●印鑑を大きくわけると下記のように分類されます。
1、1級印章彫刻技能士による筆文字の彫刻刀でできるハンコ(完全手彫り印鑑)
※1級技能士でなくてはできないもの
2、荒い部分を彫刻機を用い要の部分は彫刻刀で仕上げるハンコ(手仕上げ印鑑)
※彫刻技術がないとできないもの
3、無資格者や一般の方が自動販売機などのロボットで作るハンコ(大量生産印鑑)
※人の手が入らず誰でもできるもの
「完全手彫りの根拠があります」