こんにちは、金沢のはんこ屋、塩屋です。
今日も金沢は暑くなりました。 天気は時折曇ったりしています。 夜は子供の提灯行列があるので、このままもってほしいです~。
さて、今日は象牙の15ミリ丸と16.5ミリ丸を彫りました。 両方とも男性のフルネームです。 お二方とも印鑑登録して実印にされるのだと思います。
書体は偶然にも同じです。 篆書体をより複雑化した書体です。 皆さんもよくご存知の新聞にはんこの広告が掲載された時に書体見本としてよく目にされる字体です。 当店の場合、これを新篆書体として承っています。
お札に印刷されている【総裁之印】の書体は篆書体ですが、これをもっと複雑にします。もちろん鑑定して承る仕事もございますが、納期を優先されたり、まったく鑑定する事を気にされないお客様も大勢いらっしゃいます。
「鑑定した印鑑をつくればご自身の人生が安泰する!」 と 謳っている、うさんくさいサイトが沢山ありますが、それは違います。 事実、そういった印鑑をつくられた方はみんな幸せなのでしょうか・・・・・?
ちょっと冷静に考えればすぐお判りいただけますよね。
今では笑い話になりますが、私が二十歳前後の頃、横浜のアパートで独り暮らしの時があったのですが、休日に一人の女性が訪問されました。扉を開けるとアパートの玄関ごしで、「姓名判断をしてあげましょうか・・・?」(言葉の言い回しは忘れましたが、こんな感じでした。)と いうのです。 ゆくゆく話を聞いてみると、印鑑の訪問販売でした。 私は 「はんこ屋に勤めているんですよ。」 と言うと、たちまち表情が変わり、そそくさと帰っていきました。(笑)
ここで私がいいたいのは、この女性は印鑑を販売しに来ているのだから、逃げるように帰らなくていいはずです。 本当に販売する気があれば(商品に自信があれば)相手が同業者だろうが誰だろうが関係ないと思うんですよ。
ようするにこの程度なんですよ・・・・・(笑)