おはようございます。 金沢のはんこ屋・塩屋です。
日中は蒸し暑いですが、夜は網戸にしていると心地よい風が吹きこんできます。
さて、先日 当HPより象牙21ミリ丸の印鑑を承り当店独自の新篆書体で彫らせていただきました。
このぐらいのサイズになると彫刻刀は4番刀(1~6まであり数字が大きいほど刃金の幅が広くなります)が大いに活躍します。
象牙は彫っている最中独特な甲高い音が響きわたります。 指先と彫刻刀が一体になり文字の周りを一定の深さで彫っていきます。
次に仕上げ刀(文字の太さを整える彫刻刀)では、象牙用にあらかじめ鈍角に研いであるものが活躍します。
線質に抑揚をつけながら丁寧かつ慎重に仕上げていきます。 完成した印影を見て「これはスゴイ迫力やわ!」と思わずつぶやいてしまいました。(^-^)