おはようございます。 金沢市のはんこ屋・塩屋です。

今朝6時頃窓にアラレが当たる音で目が覚めました。 時折、雷鳴が響きわたり今日は鬱陶しい日になりました・・・・

さて、業種によって色んな制服がありますが、この業界のサイトでよく目につくのが作務衣だと思います。

印章業界に限らずこれを着て作業をしている写真を見ると何となくサマになります。

このブログでもお伝えしている通り印章業界には国家検定・1級印章彫刻技能士という称号があります。

その方々のサイトには企業案内や店主の紹介ページに上記を記載してありますが実のとこ殆ど上記称号がないです。

つまり無資格者が「作務衣を着ていかにもハンコを彫っているぞ!」と言わんばかりのポージング写真が大半をしめてます。(笑)

でも、一般の方はそんな事はどうでもいいのです。カッコよいサイトデザイン、派手なバナーや綺麗ごとの文章、作務衣を着てわざとらしくとったポージング写真さえあれば「おっ! いいな! ここで買おう!」となるわけです。 このように完成して届くハンコよりサイトの見栄えで購入するのは当然かもしれませんね・・・・

でも、少し慎重になると解るように上記の手法はお金さえかければ誰でもできる事です。見ている人にそのように「思わせればいいのですから。」印章販売についてはそこにつきます。

例えば「手彫り印鑑・翌日発送!」のサイトで購入し完成したハンコがお手元に届いたとしても、あなたは本来求めていた「手彫りのハンコ」より「早く届いて良かった!」に満足しているはずです。(それが本当に手彫りかどうかも分からないのに・・・)

また「手彫りの象牙印鑑が○○千円!」で買ったとしましょう。 上記と同じで本当は「象牙の手彫り印鑑」が欲しかったのに。それが「数千円で買えた喜び」の方が優先されるはずです。(それも本当に手彫りかどうかも分からないのに・・・)

既にお解りいただいたと思いますが残念ながら「手彫り印鑑」という言葉はただのセールストークでしかないのです。

「えっ! そうなの?」と思うかもしれませんね。 では、お聞きしますが「あなたの印鑑は手で彫りました。これがその証拠ですよ。」というものがお手元にありますか? 「完成したハンコの現物だけではありませんか?」あるいは「手彫りを文章や記載表示だけのものではないですか?」・・・もし、そうだとしたら「それで本当に納得できますか?」・・・

極端な言い方をすればハンコの自動販売機が1台あって、あなたが「手彫り印鑑」を謳ったホームページでそれを販売しているのと同じです。

もちろん、それだけの資金は必要ですが、私が言いたいのは記載表示の「手彫り印鑑」なら誰でもできるという事です。

事実、証拠をつけている業者は殆どないに等しいことがお分かりいただけるはずです。

 

これが手彫りの証拠です!の「これ」があります!

https://www.shioya-inbo.com/

 

「久しぶりに今朝は積雪があります。 タイヤ交換しなくてよかった・・・(笑)」

3月の積雪です。