今日は金沢のはんこ屋、塩屋です!

印艦を彫る道具は一般の方からいえば、彫刻刀と思われるでしょうが、この業界では印刀(いんとう)と呼びます。

小学生の頃、図工の時間で使用した彫刻刀と比べると、刃の付き方が独特です。

刃先の幅が一番せまいものを1番刀(いちばんとう)といいます。針の様に細く「これは主に会社の実印(2重丸の印鑑)に用います。

普通は6番刀(ろくばんとう)まであるのですが、これぐらいの幅になると私は殆ど仕事では使用しません。

一番良く使用する印刀は2番、3番が主ですが、印艦の寸法などによって使い分けるといった感じです。

印刀は鉄でできているとはいえ、象牙ぐらいになると「パキッ!」と刃先が折れる事もあります。

「さすがに、象牙は硬い~!!」

そういうわけで、象牙の印鑑を彫る時には、他の印材よりも気をつかって彫る事になります。