こんにちは、金沢のはんこ彫刻士、塩屋です~

昨日までの暑さがまるで嘘のように凌ぎやすくなったのは、音をたてて降っている雨のせいかも・・・

さて、先ほど お客様が出来上がった表札と認印をとりにご来店になりました。

文字にこだわりのある方で注文時に 「この書体でお願いします!」 と ご指定がありました。

今回は※隷書体(※横画終筆部分の払いが特徴の書体です)の手書きの表札と柘10ミリ丸の認印用の印鑑です。

普段は行書体で書くのが殆どですが、篆書体の練習をしているお蔭でスムーズに書く事ができました。

と いいますのは、楷書体や行書体は筆の穂先を表す(露鋒:ろほう)に対し、隷書や篆書は穂先を表さない(蔵鋒:ぞうほう)という書き方をします。

「そうは言っても中々難しいのが現実・・・まだまだ、修行不足です・・・・(汗)」

それでも、お受け取りになられた表札をかざしながら 「おっ! 良いのになった!」 とか、認印の印影をご覧になって 「綺麗になった!」 と おっしゃっていただき、とても嬉しく思いました~。

「先ずは一安心です~(笑) ホッと一息~ 」

 

手書きの桧表札

「隷書体(左)と行書体(右)を見比べると【井】の文字でお解りいただけると思いますよ~」