こんばんは、金沢市のはんこ屋、塩屋です。

今日の金沢は午前中は曇っていましたが、昼過ぎから晴れ間がでました。

この時間気温は低めですが、11月にしてはわりと天気が安定しているように思えます・・・・

さて、お陰様で県外のお客様から当HP(https://www,shioya-inbo.com/)より印鑑のご注文を承っています。

今日の午後はぞの仕事に集中しました。16.5ミリの実印が2本、13.5ミリ丸そして12ミリ丸の銀行印、素材は全て黒水牛です。

以前もお伝えしましたが、完全手彫りの工程には順番に、【字入れ】(印材に文字を書く作業)、【荒い彫り】(文字の周りを彫る作業)、【仕上げ】(文字の太さを整える作業)があります。

ただし、最終工程の 【仕上げ】 を終えたからといっても、まだ安心はできません。それは、捺印した後に微調整が発生するからです。

私はこの微調整に時間をかける事にしています。(※ もちろん、納期がある場合ですよ)

微調整後に捺印しても、 「もう少し、 こうしよう!」と思えば、あえて翌日に回すこともあります。(※ 繰り返しますが、納期にゆとりがある場合です)

その訳は日をおいて見る事によって目に映る印象が多少変わるからです。(例えば、もう気持ち文字を細くしよう。とか、もう少し柔らかくしよう)と、なるからです。

納期が許される範囲内で、または、「ゆっくり彫ってね~」 と おっしゃっていただくお客様の仕事については、あえて上記のようにギリギリまで時間を要します。

もちろん、急ぎの仕事もきちんと丁寧に彫らせていただいています~(笑) ちなみに、急ぎの仕事の場合は時間をあけるんですよ。午前中に仕上げて午後からもう一度仕上げるといったぐあいです。

床屋さんも仕上げのあとにもう一度ハサミを入れますよね。たとえれば、そんな感じです~(笑)