こんばんは、金沢のはんこ屋、塩屋です。

今日の金沢は昨日に続きとても暑かったので、またエアコンをかけて仕事をしました。

さて、当店の場合、https://www.shioya-inbo.com/ でもWEB店として印鑑のご注文を承っています。 お陰様でありがたい事です。

今日は千葉県のお客様からお受けした象牙16.5ミリ丸と黒水牛13.5ミリ丸はフルネームで、同じく黒水牛12ミリ丸は名(ファーストネーム)で彫刻した印鑑の※補刀をして完成いたしました。

補刀というのは仕上げ後の修正作業の事です。 彫刻作業(手彫りの場合)はザックリ説明しますと3工程になります。 1、字入れ(印材に文字を直接書く作業)→2、荒彫り(文字の周りを彫る作業)→3、仕上げ(文字の太さを整える作業)の3つです。

仕上げ作業が最終工程になりますが、いざ捺印してみると 「ここはもう少し修正した方がいいのでは・・・・?」 と いう具合になるものです。 その部分にもう一度、彫刻刀で修正します。 これが補刀です。

そしてもう一度捺印します。 場合によってはこれを数回繰り返しますが、私の場合、納期がある時は日をおいてから修正します。 (第一工程の字入れも、そうする時があります) それは、翌日の目の方が前日の目よりも、いくぶん上達するからです。この場合の上達の意味は、目が【こえる】という事になります。 前日では見落としていたものが、翌日に気がつくことがあるので、あえて日をおきます。(納期に余裕がある場合です) この補刀作業はとっても重要なんですよ~