こんにちは、金沢のはんこ彫刻士、塩屋です。
今日の金沢市は梅雨には珍しい快晴になりました。
久しぶりに洗濯物を外に出して干せましたよ・・・(笑)
突然ですが、来年の大河ドラマは【真田丸】(堺 雅人さん主演)ですね。
個人的には豊臣政権が崩壊して戦国時代の幕が下りるこの頃が一番興味があります。
そんなわけで、【真田幸村】さんから実印のご注文を承ったと想定して少しお話させていただきますね。
「※下にあるハンコの押し型見本をご覧になりながらどうぞ~」
仮に長野県上田市に真田幸村さんの住民票があった場合、上田市役所で印鑑登録する事になりますが、ここで注意しなくてはいけない事は【真】の文字です。
なぜなら、あなたもご存じのとおり、この文字には常用漢字と旧漢字があるからです。
(※ この場合、戸籍謄本の文字をお薦めいたします。)
下記、2,4が旧漢字の捺印見本になります。ちなみに、2、3、の【田】のスタイルは印章業界での技術競技会でよく使用されますが、お客様からご注文を承る場合は、1、4、5のスタイルが殆どだと思います。(もちろん、これについては良いとか悪いの意味ではございませんよ。)
4については本来の篆書体をアレンジしていますし、5についてはワクが太いので文字が細くなるタイプになります。
ほんの5つだけご覧いただいても前述の通り、常用漢字と旧漢字そして文字のスタイル(※専門用語で結構ともいいます。)によってハンコの表情、つまり、目に映る印象がガラッと変わります。
いかがでしょうか・・・? 「 ここまでお付き合いいただいて ありがとうございました。
m(_ _)m 」
ハンコの捺印見本
「どうですか? 同じ書体であっても用いるスタイルによってハンコの表情は変わりますよ~」