こんばんは、金沢のハンコ屋、塩屋です。
今日の金沢は午後から雨が降り出しました。台風の影響で今晩から未明にかけて雨風が強まるそうです・・・・
これを綴っているこの時間は小康状態です。「嵐の前の静けさのようなそんな感じです・・・」
さて、先ほど象牙13.5ミリ丸と牛角の12ミリ丸を篆書体で彫りました。2本共ファースト・ネームで同じお客様からのご注文です。
こんな時は雰囲気に変化を持たせて彫るわけです。言葉では上手く説明できませんが 、線の太さや強弱、そして同じ書体であっても※結構(けっこう・この場合、文字のスタイルという意味です)を変えます。
少し変えただけでハンコの表情がガラッと変わります。これは、あらかじめお客様に下書きをお見せしておけば完成した印鑑との行き違いを回避する事ができます。
今回は女性のハンコを実印用と銀行印用として承りました。練習不足ではありますが、文字を書く練習をしておけば印鑑の表情を変えて彫る事ができるのだと思います。
半紙に篆書体(左)と細字(楷書体・行書体)の練習です。
「文字を書く練習をしていないと、ハンコを彫る事はできないのです・・・」